【フリーランス】業務内容はシンプルに
入り口は広く、業務内容はシンプルに
目次
売上獲得の機会は多く
固定の顧客を十分に獲得していない場合、売上を獲得する方法はなるべく広くとっていきたいものです。
そこで、新規顧客との接点を増やすために、例えばクラウドワークス等の仲介サービスに登録することや、オウンドメディアを作成して情報発信することで事業を紹介することが考えられます。
最終的には仲介サービス等を利用せずとも、自力で顧客と接点を持つことができるようにすべきですが、このように売り上げ獲得の機会を増やすべく入り口を増やすことは重要です。
ただし、提供する商品・サービスラインはシンプルに
売上の経路が多くなればなるほど、各経路に応じて適切な商品などがあるのではないかと考えて、各経路に応じた商品やサービスを開発しようとする方もいらっしゃいます。
しかし、提供する業務はシンプルにし、提供する商品やサービスの種類は極力少なくすべきだと思います。
フリーランスが手を広げられる範囲というのは、自分が事業に使える時間の範囲だけです。提供する業務の種類が増えれば、それだけ開発や準備の時間が増えますし、業務効率化ができないことになります。
自分のスキルセットの中で、得意で、需要が多く、高単価な仕事に注力し、それを看板に掲げて事業領域とすることが、結果的に効率よく売上を増加させることにつながるのではないかと思います。
ブランドづくりの観点からも、シンプルなことは重要
ご自身の事業をブランド化するには、その事業が何に強いのか、何が他と違うのかを鮮明にする必要があります。
最も強いブランドは、自分しかできない仕事があることです。専門性、デザイン性、緻密性、即応性など、いろいろ要素はありますが、シンプルでわかりやすく何が突き抜けていることがブランドの構築につながるのではないかと思います。
あれもこれもできますといって、あまり手を広げすぎると何かが強いという印象は薄れてしまいます。ご自身の事業の強みを分析してみて、最も強いものだけを強調していくべきでしょう。
複数の要素を掛け合わせて事業を決めるというのがわかりやすいです。たとえば、税理士業であれば、「税務顧問サービス×クラウド会計×フリーランス」や、「コンサルティング×組織再編税制×外部への事業承継を考える中小企業」というように、商品の種類×テーマ×顧客の属性のような掛け合わせでもって、最も強みのある領域を特定していくのはいかがですか。
そして、最も強みのある領域を特定したうえで、需要のある顧客層にアプローチする方法を考えていくべきだと思います。
競争相手がいないのが一番
自分の最も強みのある領域に参入する事業者があまりに多い場合や大企業が幅を利かせている場合には、領域を変えるか戦い方を工夫するかする必要があるでしょう。
もちろん、競争相手がいないことが一番です。そういった事業がすぐに思いつけるようであれば苦労はしませんが、常に念頭に置いておく必要はあるでしょう。
需要があって供給がない商品やサービスこそ、小回りの利くフリーランスが獲得すべき事業領域だと思います。独自性という強力なブランドを得ることができ、今後の事業に役に立つと思います。
不要なこと・無駄なことには手を付けない
フリーランスは持てる時間的資源が少ないです。余計なことをしていると強みを磨く時間が無くなります。不要なことや無駄なことはせず、また必要なことも効率的に処理すべきです。
ですから、フリーランスは、余計な仕事は受けない、余計な事務作業をしないことが重要であると考えています。
【当事務所のサービスのご紹介】
・税務顧問サービス
フリーランスの方や小規模事業者向けに、決算料ゼロの税務顧問サービスを提供しています。
当事務所の顧問契約プランは、下記のような方を想定しております。
- クラウド会計を導入し、経理を自動化して時間と手間を軽減したいと思っている方
- クラウドサービスなどITに興味があり、積極活用したい方
- 電話に重きを置かない方(メールとチャットが好きな方)
・個別相談サービス(固定額)
90分1コマのミーティングで行う固定額のコンサルティングサービスです。これから起業する場合や確定申告でわからない点がある場合など、比較的平易な内容についてコンサルティングいたします。
・個別相談サービス(事前見積もり、タイムチャージ)
M&A、組織再編、事業承継、相続対策などに関する単発のご相談についてはタイムチャージベースでお引き受けいたします。相談の内容について概要をお聞きして、着手前にお見積りをいたします。