【法人】地方税でもWebからダイレクト納付が可能に

地方税でもWebからダイレクト納付が可能に

ダイレクト納付とは

ダイレクト納付とは、事前に登録した金融機関の口座から、引き落としで税金を納付する方法です。

納付のために金融機関窓口に行く必要がなくなりますので、納付事務が非常に楽になります。

正式名称は「地方税共通納税システム」

今回新しく始まる地方税のダイレクト納付は「地方税共通納税システム」という名称です。

対応している税目は、下記のとおりです。

(1)電子申告データと連動し納付する税目
・法人都道府県民税
・法人事業税
・地方法人特別税
・法人市町村民税
・事業所税
・個人住民税(退職所得に係る納入申告)
(2)納税者が納付金額を直接入力し納付する税目
・個人住民税(特別徴収分)※延滞金等含む
・法人都道府県民税の見込納付 及び みなし納付
・法人事業税の見込納付 及び みなし納付
・地方法人特別税の見込納付 及び みなし納付
・法人市町村民税の見込納付 及び みなし納付

eLtaxHP:地方税共通納税システムの概要(PDF)

基本的には、法人が納付する地方税について対象となっています。たとえば、個人住民税は、法人が従業員の給与から天引き(特別徴収)して各自治体に支払いを行います。個人の税目であっても取り扱うのは法人ということがあるわけです。

大まかな流れとしては、eLtaxの利用者登録→金融機関の口座登録→電子申告又は納付額を直接入力→ダイレクト納付ということになります。国税のe-Taxと同様の流れです。

いつから登録できるのか

地方税共通納税システムは、2019年10月1日に開始とアナウンスされていますが、事前登録をすることが可能です。

事前登録期間は、8月19日(月)から9月13日(金)まで (土日祝除く) で、受付時間は10:00から18:00までです。

事前登録にはeLTAXの利用者IDが必要になるとのことですが、8月9日時点でeLTAXの利用者IDを持っている納税者について金融機関口座の事前登録が可能のようです。

また、登録はeLtaxのシステムから口座振替依頼書を印刷し、金融機関届出印を押印のうえ、金融機関に郵送する必要があります。

細かい作業手順についてはeLtaxサイトにマニュアルが用意されていますので、ご確認ください。

地方税ダイレクト納付口座情報 事前登録ガイド PCdesk(WEB 版) (PDF)


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